
个人听写。
共计2万字的日文台词。连续3天40多个小时听写完成,时间有限,目前仅花3个多小时校对了一遍,可能还存在某些优化空间,欢迎指正~。
多人重叠类台词,听写耗时较长,可能会在未来的优化版本进行补充。
个人觉得某些地方的台词可以和TV版台词进行关联分析,TV版13话我也发布在专栏or动态里面了(不过TV未完全完工,目前还在优化完善中),欢迎查看。
个人印象里,剧场版有别于TV版的高频词(可能有偏差):
列車、別れ、 血肉、血、挑む、糧、道化、お手紙、朽ちる、死、ケリをつける、賭ける、わがまま、演じ続ける、さらけ出せる(曝け出せる)、怖い。
華恋:どうして……?
ひかり:私たちは、一緒にはいられない。
ひかり:この舞台は、別れのための舞台。
キリン:ああああ~、何ということだ!
キリン:まに、まに、まに、まに、まに、まに、まに、
キリン:間に合わない!
華恋:私たち、やっと二人で『スタァライト』できたのに……。
ひかり:ならば、その先は? 次の台詞は?
ひかり:次のあなたの出番は何幕目?
キリン:はぁ、はぁ、はぁ……。
キリン:もう、終わってしまったのか?
キリン:私は、見逃してしまったのか?
キリン:いや、違う。
キリン:開演したのだ。 今!
ひかり:今こそ、塔を降りる時。
華恋:わかんないよ……。
華恋:ひかりちゃん!!
ひかり:貫いて見せなさいよ……。
ひかり:あんたのキラめきで。
「アタシ 再生産」
キリン:『スタァライト』は、必ず別れる悲劇。
華恋:ポジション・ゼロ……。
キリン:わかります。
ひかり:生まれ変わった光を胸に、
ひかり:命が求める新たな血肉。
ひかり:歌い、踊り、奪い合う。
ひかり:それが野生の本能ならば。
ひかり:99期生、神楽ひかり。
ひかり:運命は変わる。
ひかり:舞台も、また。
華恋:はぁ……はぁ……。
ひかり:さようなら。
「劇場版 少女歌劇レヴュースタァライト」
ひかり:愛城華恋。
ひかり:「私たちはもう 舞台の上」
華恋:おはようございます!
生徒:おはようございます!
生徒:101期生俳優育成科、第六班。
生徒:本日はご指導、よろしくお願いします!
生徒:よろしくお願いします!
華恋:演技自習までの間、ほかの指導教室を見学します。
華恋:本日、第六班を担当する、99期生、愛城華恋です!
真矢:出席番号18番、天堂真矢です。
櫻木:やはり受けるか、新国立第一歌劇団。
真矢:はい。
真矢:数々の名作を継承しながら、常に革新し続ける世界最高峰のカンパニー。
真矢:先生もよくご存知かと。
櫻木:厳しいぞ、あそこは。
真矢:望むところです。
真矢:更に高く、遥かな世界に挑むためにも。
真矢:行きます。 最高の舞台に。
クロ:出席番号11番、西條クロディーヌです。
櫻木:テアトル・デュ・フラーム。
櫻木:フランスの名門からのスカウトか?
クロ:主催の方が、聖翔祭を見てくれたそうで、
クロ:うちで演じてみないかって。
櫻木:光栄なことだな。
クロ:はい。
クロ:チャンスは誰もが平等だけど、
クロ:それを掴めるかは、その人次第。
クロ:だから今は、情熱の赴くままに、
クロ:挑戦、してみようと思います。
まひる:出席番号17番、露崎まひるです。
櫻木:露崎も入団希望組か?
まひる:はい。
まひる:この学園で、たくさんのことを学びました。
まひる:歌にお芝居、舞台で生きる意味。
まひる:それを全部糧にして、憧れていたあの舞台、
まひる:新国立第一歌劇団の舞台に立って。
まひる:みんなを笑顔にするスタァに、なります。
櫻木:帰るのか、京都に?
香子:こっちで学ぶことは学びましたし、
香子:襲名にはええころあいなんて。
櫻木:そうか。
香子:何度か逃げようか思いましたけど、
香子:この学園やから気づけたこともようけありました。
香子:せやから、帰るんやなくて、始めやかなって。
櫻木:うん。
香子:出席番号22番、花柳香子。
香子:京都で世界一になろう思います。
双葉:出席番号2番、石動双葉です。
双葉:あたしの実力じゃ、入団は難しいってわかっています。
双葉:世界中から入団希望者が来るし、倍率は50倍を書いてる。
双葉:でも、挑まなくちゃ始まらない。
櫻木:そうだな。
双葉:はい。
双葉:みんなを見て、そう気づいたんです。
双葉:もっと上を、てっぺんを目指すためにも。
双葉:次の一歩は、限界まで高く踏み出さなきゃ。
双葉:だから、だから目指します!
双葉:新国立!
なな:出席番号15番、大場ななです。
櫻木:舞台に立つべきか、舞台をつくるべきか。
なな:聖翔音楽学園に来て、初めて知ったんです。
なな:みんなで舞台に立つ眩しさ、
なな:みんなで舞台をつくる喜びを、わかっているんです。
なな:決めなくちゃいけない。
なな:いつかは終わるんだって。
なな:でも、舞台に立つことも、つくることも、
なな:どちらも大切で、大好きだから。
櫻木:次をまだ決められないっか。
純那:我々は神の舞台に立つ道化。
純那:一度きりの舞台なら、思うがままに演じるだけさ!
華恋:サルバトーレ、君は捨てようと言うのか!
華恋:我らが女王陛下と、この祖国イスパニアを!
純那:すまない、アレハンドロ……友よ!
純那:私は征かねばならないんだ!
純那:あの、大海原へ!
純那:出席番号25番、星見純那です。
櫻木:大学進学か?
純那:今はもっと勉強がしたいんです。
純那:舞台のことを客観的に、深く。
純那:「生まれながらにして偉大な者もいれば」
櫻木:「努力して偉大になる者もいる」
純那:ウィリアム・シェイクスピア。
純那:だから、止めないでくれ!
華恋:ならば、僕は何を目指せばいい?
華恋:君を追って、船に乗った!
華恋:僕はこれから、何を目指せば!?
華恋:なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ行ってしまうのだ……。
なな:友よ。
華恋:失礼しました。
櫻木:出席番号1番、愛城華恋。
櫻木:なぜ行ってしまうのだ、友よ。
「ロンドン」
ひかり:We are jester on heaven stage.
ひかり:(我々は神の舞台に立つ道化)
ひかり:If I get just one performance. I will play as I please.
ひかり:(一度きりの舞台なら、思うがままに演じるだけさ)
ひかり:I’m sorry my friend…
ひかり:(すまない友よ……)
ひかり:I’ve set up my voyage to the open sea.
ひかり:(私は、征かねばならないんだ)
ひかり:(あの大海原へ……)
ひかり:すまない、友よ。
ひかり:私は、征かねばならないんだ。
「13年前」
華恋の母:ええ、昨日で荷物は全部運び終わったので。
華恋の母:今日からよろしくお願いします。
ひかりの母:いえいえ、こちらこそ。
ひかりの母:ひかり。
ひかり:ん?
ひかりの母:今日から一緒の幼稚園に通う華恋ちゃんよ。
ひかり:神楽ひかりです。 御機嫌よう!
華恋:はぁ……!
ひかりの母:この子、今度の舞台で、意地悪なラウィーニアお嬢様役に決まって。
ひかりの母:それからずっとこの調子なんです。
華恋の母:舞台! へぇ~~。
華恋の母:ほら、華恋もご挨拶して。
華恋:……。
華恋の母:もう、この子ったら、すみません。
ひかり:……?
華恋の母:5歳で舞台なんてビックリよね~。
華恋:はぁ~? そうなの?
華恋の母:仲良くなれそう~? ひかりちゃんと。
華恋:ん……わかんない。
ひかり:御機嫌よう!
華恋:お、おはよう!
教員:華恋ちゃんもやろう?
ひかり:はぁ、はぁ、はぁ……。
ひかりの母:ひかり、転ぶわよ、気を付けてね。
ひかり:わかってる!
ひかり:はぁ、はぁ、はぁ……。
子供:キラミラコーデにするなら、プリーツスカートがいいよ。
ひかり:はぁ、はぁ、はぁ……。
ひかり:……。
華恋:あ! ひかりちゃん!
母たち:ひかり、華恋、帰るよ~。
ひかり:好き?
華恋:え?
ひかり:それ。
華恋:あ~、キラミラ?
華恋:ん……わかんない。
ひかり:もっとキラキラしてドキドキすること、
ひかり:私知ってるんだけどなぁーー。
華恋:はぁ?
ひかり:知りたい? 絶対好きになるよ!
華恋:ん……わかんない。
ひかり:本当すごいんだから!
ひかり:歌も踊りもお芝居も!
ひかり:知りたい? 教えてあげてもいいよ~!
華恋:へぇ……?
ひかり:見たいでしょ? 見たいよね!
ひかり:ねぇ!
華恋:う、うん……。
ひかり:決まりーーー!
ひかり:はい!
華恋:お手紙……?
ひかり:じゃあ明日、迎えにいくからね! 華恋!
なな:ふん~ふふんふんふ~♪
クロ:なにこれ?
まひる:質問メモ。
まひる:明日新国立の見学でしょ?
クロ:長くない?
まひる:双葉ちゃんもっと長いよ。 見る?
クロ:遠慮しとく。
クロ:ワクワクしちゃって、みんな新入生みたいね。
まひる:え?
クロ:まぁ、新国立に入団したら、みんな新入生か。
クロ:後輩に偉そうにできるのも、今だけね。
まひる:合格できたら、だけどね。
まひる:フランス行くんだね、クロちゃん。
クロ:行くっていうか、帰るっていうか。
まひる:卒業だもんね。
双葉:はぁ~!?
双葉:行かねーってどういうことだよ!?
香子:無駄ですやろ?
香子:うちは新国立入る気ないんやし。
純那:だめよ、急に。
純那:明日は見学だって前から決まってたでしょ?
香子:ほな、体調不良ってことで。
真矢:新国立第一歌劇団。
真矢:百年の歴史を持ち、世界に通用する舞台人の育成を掲げてきたカンパニー。
真矢:シェイクスピアやモリエール、現代劇から時代劇。
真矢:ジャンルを問わぬ公演と膨大な上演回数で演劇界を牽引してきた世界……。
香子:世界最高峰の歌劇団、やろ?
香子:しょうもな。
まひる:え?
まひる:それ、どういう意味? 香子ちゃん。
まひる:しょうもないって、新国立歌劇団が?
まひる:それとも?
香子:今日、何の日か覚えてはる?
まひる:え?
双葉:今日?
「5/14 Tuesday 17:51」
香子:もう、懐かしいわ。
香子:なりたい自分を目指して、立ちたい舞台を賭けて、
香子:血を滾らせ、身を切るような欲望剝き出しの……。
真矢:『オーディション』。
香子:うちはずっと待ってましたんや。
香子:次のオーディションは。
香子:でも呼ばれんかった。
香子:どっかでうち以外の誰かがトップスタァになってるんやないか……。
香子:そう思ったら……忘れたん、諦めたん、受け入れたん?
香子:みんな……みんなトップスタァやない自分を?
香子:なぁ!?
香子:……しょうもな!
まひる:香子ちゃん?
双葉:香子……。
香子:っ!
クロ:……。
香子:あ、あんたが!?
香子:……うちが、一番しょうもないわ。
なな:みんな、喋りすぎだよね。
双葉:私は征かねばならないんだ!
まひる:あの、大海原へ!
双葉:やっぱいいよな~! 『遥かなるエルドラド』!
まひる:うん! エルドラド!
真矢:十八番ですからね、あの劇団の。
真矢:同じ演目でありながら、上演されるたびに全く新しい舞台になる、
真矢:演劇界の第一線を走る、責任感とプライド。
真矢:それが新国立第一歌劇団の十八番……。
双葉:空飛ぶんだよなぁ! サルバトーレが!
クロ:ん~?
純那:!
クロ:すごいよ、聞く気満々ね。
純那:い、いいでしょ?
純那:こんな機会めったにないんだから。
クロ:確かにね。
クロ:みんな浮かれちゃって、あれじゃただのファンみたいね。
純那:そうね。
クロ:な~に~よ~。
純那:石動さんに新国立を進めたのって、西條さんなんでしょう?
クロ:別に。 双葉ならいけるんじゃないって。
クロ:そう言っただけ。
クロ:いいの? 純那は。
クロ:新国立受けなくて。
純那:敵わないもの。
純那:天堂さんやあなたには。
クロ:え?
純那:でも、今は、よ!
なな:……。
純那:いつか主役を掴むために、今は……。
クロ:まぁ、純那だったらなれると思うけど?
クロ:天堂真矢くらいには~。
真矢:……。
真矢:西條さん、何を言ったの?
クロ:あ~ら、さすが首席、地獄耳ですこと~。
真矢:何を言うでしょうか?
クロ:何かって、何に?
真矢:私がどうとか。
クロ:ちゃんと聞こえてんじゃない~。
ひかり:「私たちはもう 舞台の上」
華恋:私たちはもう、舞台の上?
「列車は必ず次の駅へ――」
「では舞台は?」
「あなたたちは?」
「wi(l)d screen baroque」
香子:いつまでダラダラ走ってんや。
香子:全然着かへんや、次の駅。
櫻木:星見さん、二班も三班も揃ったよ。
生徒:あれ? 天堂さんたちまだ着いてない?
真矢:そういうところが……。
衆:ん?
「『ワイルドスクリ――ンバロック』 開幕」
純那:……なな?
「『皆殺しのレヴュー』」
「『wi(l)d-screen baroque』」
なな:列車は必ず次の駅へ。
なな:では舞台は? 私たちは?
キリン:『ワイルドスクリーンバロック』!
キリン:『皆殺しのレヴュー』の開演です!
キリン:歌って踊って奪い合いましょう!
なな:……。
真矢:大場……。
クロ:なな!
香子:始まったんや……オーディションがまた!
なな:やっと来た。
香子:今度こそ!
香子:うちがトップスタァになって!
なな:これはオーディションにあらず。
なな:だから、オーディションじゃないって。
純那:……!
純那:なな?
純那:はぁ……。
純那:あんななな、知らない……。
なな:列車は必ず次の駅へ。
なな:では舞台は? 私たちは?
クロ:はぁ?
真矢:舞台と観客が望むなら、私はもう舞台の上。
クロ:あんたたち、さっきから何言ってんの?
クロ:ちょっと、天堂真矢、なな!
クロ:私の台詞を、無視するなーー!!
なな:クロちゃん、ちょっと喋りすぎ!
なな:はぁ……。
なな:なんだか、強いお酒を飲んだみたい。
純那:え?
なな:なんだか、強いお酒を飲んだみたい。
純那:なな?
なな:だから、なんだか、強いお酒を飲んだみたい。
純那:何言ってるの?
純那:私たち、未成年じゃない?
純那:はぁっ、はぁっ、はぁっ……!
双葉:香子、香子!
純那:はぁっ、はぁっ、はぁっ……!
真矢:うろたえるなーー!!
真矢:舞台装置だ。
なな:列車は必ず次の駅へ。
なな:では舞台は? 私たちは?
なな:私たち、もう、死んでるよ。
香子:甘い。
「かれんちゃんへ」
ひかり:じゃあ明日、向かえに行くからね! 華恋!
マキ:舞台? 華恋を?
華恋の母:うん。 同じ幼稚園の子が入ってるのよ、劇団に。
マキ:お兄さんが何って言ってるの?
華恋の母:いいねって。
華恋の母:ほら、華恋ってちょっと引っ込み思案っていうか。
マキ:ふぅん……そう?
華恋の母:だから、見学とかどうかなって。
マキ:ふぅん~?
マキ:この前までは、これのカード強請ってたのにね。
マキ:華恋、お迎えだよ。
華恋:はーい!
マキ:でもさあ、本当はお姉ちゃんがいろんなかっこうの華恋を見たいだけなんじゃないの~?
華恋の母:うん、見たい!
マキ:え?
マキ:あはは。
華恋の母:見たいし、してあげたいよ。
華恋の母:華恋の可能性が広がるなら。
ひかり:『スタァライト』
ひかり:――それは星の光に導かれる女神達の物語。
ひかり:ぶつかり、諍い、すれ違いながらの結ばれていく絆。
ひかり:だけど、永遠の別れが待つ、悲劇。
華恋:なに……これ?
ひかり:これが舞台だよ。
ひかり:舞台の上では、どんな奇跡だって起きる。
ひかり:舞台の上では、私はどんな私にだってなれるの。
華恋:はぁ……。
華恋:こんなにきれいなの、初めて。
ひかり:うん、本当にきれい。
ひかり:だけど……。
華恋:行こう、あの舞台へ!
ひかり:え?
華恋:輝くスタァに、二人で!
ひかり:うん!
ひかり:お母さん! 写真とるーー!
ひかりの母:はいはい、とりますよ。
華恋の母:ふふっ、華恋緊張しすぎ!
なな:あの日生まれたんだね、舞台少女愛城華恋が。
華恋:え?
なな:バナナマフィン、バナナプリン、バナナンシェ。
なな:たくさん食べてもらったな。
なな:でもみんな、新しい役、立つべき舞台を求めて、
なな:すぐに、飢えて渇いて。
なな:でも華恋ちゃん、あなただけはまだ。
なな:だから、見つけなければいけない。
華恋:え……?
なな:みんなに立つべき舞台があるように、
なな:この道の果てにある、あなただけの舞台よ。
なな:私も、帰らなきゃ。
華恋:私だけの、舞台……。
「第101回 聖翔祭 『スタァライト』」
「99期生 卒業公演 大決起集会」
生徒:撮るよ~!
生徒:イエー!
生徒:新しいホリゾント作るんでしょう?
クロ:どうして、あいつだけが……。
クロ:「列車は必ず次の駅へ――」
クロ:「では舞台は?」
クロ:「あなたたちは?」
霧子:おつかれ。
詩音:うん。
霧子:むちゃくちゃだね。
詩音:うん。
霧子:酷い顔してる。
詩音:うん。
霧子:でも、ここまで書けたんだ。
詩音:……。
詩音:待って、待って……。
霧子:二人で、約束したよね。
霧子:決起集会までにって。
詩音:でも……。
霧子:怖いのはわかるよ。
霧子:でも、進まなくちゃ。
霧子:みんなが待ってる。
霧子:たとえ未完成でも、今は。
「聖翔音楽学園 第101回公演」
「劇曲 スタァライト」
「第一稿 脚本 雨宮詩音」
霧子:あーー、テステス!
霧子:マイク、テスト!
霧子:第101回聖翔祭決起集会にお集まり頂き、ありがとうございます。
霧子:B組、演出の真井です。
霧子:私たちの集大成となる最後の『スタァライト』。
霧子:その脚本第一稿をお配りいたします。
純那:ん? この本、最後がまだ……。
霧子:はい、未完成です!
衆:え? 未完成?
生徒:どういうこと、これって?
霧子:ああああああああ!怖いんだぁあああああああ!!
詩音:……!
霧子:第100回、あの『スタァライト』を超えられるのか、
霧子:ほんっと怖い!
霧子:でも、怖くて当たり前だよね。
霧子:私たち卒業公演なんて初めてだし、
霧子:先輩たちだって、きっと怖かったと思うんだ。
霧子:でも、みんなとなら。
霧子:私たち99期生だけでつくる最後の舞台だもん!
霧子:立ち止まっていられない!
霧子:最後までつくりたい、みんなと!
生徒:「囚われ、変わらないものは、やがて朽ち果て死んでゆく……」
生徒:いいね、雨宮さん!
生徒:私、この女神の台詞言いたい!
詩音:みんな……最後まで書けてなくてごめん……。
詩音:でも、必ず最高の最終章にする!
詩音:だから! だからっ!
生徒:「生まれ変われ、古い肉体を壊し」
生徒:「新しい血を吹き込んで」
生徒:「今いる場所を、明日には超えて」
生徒:「たどりついた頂に背を向けて」
生徒たち:せーの!
生徒:雨宮さん、私も演じたい!
生徒たち:せーの!
詩音:はぁ……。
生徒たち:せーの!
クロ:今こそ塔を降りる時。
クロ:……!
生徒たち:せーの!
真矢:私たちはもう、舞台の上。
香子:はぁ……きれい。
なな:おやつの時間はもうお終い。
なな:飢えて、渇き、新しい舞台を求めて。
なな:それが、舞台少女。
なな:じゃあ……みんなは?
クロ:……。
クロ:「私はもう舞台の上」
クロ:だから、あいつだけ……。
なな:あの日、私は見たの。
なな:再演の果てに、私たちの死を。
なな:だから……。
クロ:舞台に上がれ、もう一度。
まひる:斬られて、傷付き、血を流しても。
双葉:ケリをつけろ。
香子:甘かった、今までの自分に。
なな:私も、自分の役に戻ろう。
なな:あの子への執着、彼女へのケリを。
純那:ケリをつけるって……何に?
真矢:貪欲に、獰猛に。
真矢:舞台で演じ続けるために。
真矢:次の舞台へ。
キリン:あなたたちの存在が、私を魅了し続ける!
キリン:そう、私はあなたたちの糧!
キリン:あなたたちの燃料!
キリン:さあ、最高の舞台を――!
キリン:わかります……!
衆:私たちはもう、舞台の上。
キリン:共演者はあと二人。
華恋:うわぁあああああっ!
華恋:ひかりちゃんが、ドンドン行っちゃったら……!
ひかり:ロンドン!
華恋:一人じゃ、『スタァライト』できない~~!
華恋:うっうぐっうぐ……。
ひかり:……決めた!
ひかり:私、スタァになるまで帰ってこない!
ひかり:華恋とも会わない!
華恋:うわぁああああ……うぐ……。
華恋:なん~で、なんで、なんで~~ううう……。
ひかり:私がいると、華恋すぐ甘えるから!
華恋:そんな……。
華恋:電話は?
ひかり:だめ!
華恋:えーっと、えーっとじゃあ……お手紙は?
ひかり:……。
華恋:ひかりちゃん、書かなくていいから!
華恋:私がだすだけだから、ねぇ?
華恋:うっうっうっうっ……。
ひかり:うん……。
華恋:うええええ~~!
華恋:うわぁあああ~~!
ひかり:舞台で会おうね!
華恋:うん、約束!
光:違うよ、運命、だよ。
華恋:うんめい……?
ひかり:そう!
ひかり:私たちは運命の舞台に立つの!
ひかり:だから運命の舞台のチケットを交換しよう!
華恋:わぁ~、うん!
華恋の母:ご苦労様です!
華恋の母:華恋~。
華恋:な~に~?
華恋の母:ひかりちゃんのお母さんからお手紙届いたよ~。
華恋:へぇ?
華恋の母:ロンドンからお手紙きたよ~。
華恋の母:そんなとこで何してるの?
華恋:うううっ!
華恋の母:ロンドンの、えーっと、ウェスト・アクトンだって。
華恋の母:ひかりちゃんのことも書いて……。
華恋:見ない!
華恋:約束したの!
華恋:ひかりちゃんと会うのは舞台でって!
華恋:運命だから、見ないし聞かない!
華恋:運命だから、見ないし聞かない!
華恋:この道の果て、立つべき舞台。
華恋:わたしだけの舞台って、何?
「20:13 5/15 Wednesday」
「新着メッセージがあります」
華恋:「私だけの舞台って」
華恋:「なに?」
「ユーザーが見つかりません」
キリン:「小屋入りはもうはじまっています」
ひかり:!
ひかり:私の出番は終わったはずよ。
キリン:『ワイルドスクリーンバロック』
ひかり:え?
キリン:列車は必ず次の駅へ。
キリン:では舞台は? あなたは? 愛城華恋さんは?
ひかり:何があったの? 華恋に。
キリン:共演者の皆さんは、舞台へ。
ひかり:華恋……。
「6年前」
出演者:セーラ!
華恋:下がって、キャシー!
華恋:大丈夫!
華恋:君には絶対手出しさせない!
華恋:君は本当に優しい熊さんだね。
華恋:だから、そんな暗い顔しちゃっ、ノンノンだよ!
出演者:うん!
華恋:僕たちは絶対あの虹を捕まえる!
華恋:行こう! 青空の向こうに!
出演者たち:行こう! 青空の向こうに!
マキ:ばっちり決まってたじゃない、最後のとこ。
マキ:華恋が主演女優か~、こりゃもう立派なスタァだね!
華恋:一人じゃまだまだだよ!
華恋:輝くスタァに、二人で!
マキ:ひかりちゃんだっけ?
マキ:まだ連絡取り合ってんの?
華恋の母:毎月ちゃんと手紙出してるわよ、華恋からは。
マキ:華恋からは?
華恋の母:華恋からだけ手紙を出していいって約束なんだって。
マキ:いつから?
華恋の母:5歳の時からだから……もう7年?
マキ:7年!?
華恋の母:ちょこちょこひかりちゃんのお母さんから、
華恋の母:お手紙頂くんだけどね。
華恋の母:季節の挨拶とか、ひかりちゃんの写真とか。
華恋の母:華恋絶対に読もうとしないの。
マキ:わぁ~、凛々しいね~。
華恋:約束したの!
華恋:ひかりちゃんと会うのは舞台でって!
華恋:だから見ないし聞かない!
マキ:調べない? ひかりちゃんのこと。
華恋:調べない!
マキ:そう。
マキ:怖いの?
華恋:え?
マキ:ひかりちゃんが約束、忘れてたらって。
華恋:怖くなんか、ないよ……。
華恋:怖くなんか、ない。
マキ:だったら、聖翔くらい目指さないとね?
華恋:聖翔……聖翔!?
マキ:「どんな舞台にでも立てるよう」
マキ:「今目指せる一番のところに挑まないとね」
華恋:「拝啓 神楽ひかり様」
華恋:「『青空の向こう』、無事公演終了しました」
華恋:「次の公演から私も中学生」
華恋:「歌にダンスにお芝居、」
華恋:「もっともっと自分を磨かなくちゃ」
華恋:「どんな舞台にでも立てるように」
華恋:「一緒に、約束の舞台に立ちたいから」
華恋:「だから聖翔音楽学園」
華恋:「私の今目指せる一番の所を目指します」
華恋:「ひかりちゃんも、約束の舞台、目指していますか?」
華恋:はぁ……。
「かれんちゃんへ」
華恋:運命の……はずだよね。
「3年前」
生徒:おお~~。
生徒:かばん、何で行く?
生徒:やっと機種変か~。
生徒:ガラケー、華恋だけだったもんね。
生徒:できた?登録。
華恋:うん、できた。
華恋:あと……何入れればいいんだっけ?
生徒:みんなが入れてるの検索してみ?
華恋:了解。
華恋:あっ、3時!
華恋:じゃあ行くね!
生徒:雨、気を付けてね!
生徒:夜にメッセージ送るーー。
華恋:了解ーー!
華恋:ああ!
生徒:ああ!
生徒:華恋……もう行くの?
華恋:うん、みんな奥ね。
生徒:今日は?
華恋:ボイトレ!
生徒:あ、しおりできた?
華恋:全然、ごめん!
生徒:オッケー!
生徒:華恋会った?
生徒:会った会った。 ボイトレだって。
生徒:来週、舞台の本番だもんね!
生徒:舞台って、俺見たことないわ。
生徒:私もそうだよ。 華恋の見るまで。
生徒:すごいよ~、舞台の華恋。
生徒:歌もダンスも、めちゃくちゃうまいの~!
生徒:もう別人!
生徒:ふふっ、見た時びっくりした! 私も。
華恋:(ぶたい)
生徒:華恋じゃないみたいなんだもん。
生徒:舞台の上だと。
生徒:なんか、すげー難しい学校受験すんだろ? 愛城。
生徒:そうそう、聖翔ね。
生徒:倍率30倍だって!
生徒:へぇ~、マジで!?
生徒:受かって欲しいなぁ。
生徒:その学校って、何やのん?
生徒:そりゃ、舞台の勉強でしょ?
生徒:歌とかダンスとか、プロになるための。
生徒:華恋、ずっとプロになるために頑張ってきたしね~。
生徒:うん、うん。
生徒:舞台のプロって、何やのん?
生徒:そりゃ舞台でしょ。
華恋:「聖翔音楽学園」
生徒:すげーな、愛城。
生徒:将来のことはもう考えてて。
生徒:でしょう~!
生徒:私なんて志望校……まだ決まってないのに~!
生徒:かっこいいよね、華恋。
生徒:うんうん~!
生徒:夢に向かって一直線っていうかさ!
生徒:そうかな。
華恋:「かぐら」
生徒:別に、普通にさ、不安とか、なんかあんじゃないの?
生徒:愛城だってさ。
華恋:「神楽ひかり」
華恋:見ない、聞かない、調べない。
華恋:見ない、聞かない、調べない。
「舞台下手入口 ロンドンから」
キリン:彼女たちが作り上げた戯曲、『スタァライト』の続き。
キリン:誰もまだ見たことのない最終章、
キリン:『ワイルドスクリーンバロック』!
キリン:わかります。
香子:お越しやす、鉄火場のクロはん。
クロ:そう睨むなよ、壺振りの香太夫。
香子:許しまへんえ。
香子:うちの大事なお菓子箱、
香子:食って、荒らして、毒盛った!
クロ:あの子のことかい?
香子:あんたのせいで、うちらが。
博徒たち:さあ、はったはった!
双葉:照明背負ってごめんください!
双葉:あっし、生まれは日舞、育ちは舞台。
双葉:姓は石動、名は双葉と発します。
双葉:幼馴染の御用とお世話に、
双葉:歌い踊って十と八年。
双葉:蝶の身勝手、花の戯言、
双葉:皆様さぞやご迷惑。
双葉:駄菓子まみれの腐れ縁、
双葉:引導賭けていざ勝負。
双葉:99期生、石動双葉!
双葉:ここが別れの一本道!
双葉:さあ、どっちもどっちも!
香子:ご丁寧に、おおきに。
香子:自分、日本舞踊千華流12代跡目継ぎ、
香子:花柳香子と発します。
香子:幼馴染の手取り足取り、
香子:歌い踊って十と七年。
香子:春の椿に明日を憧れ、
香子:夏の菖蒲に懐いた誓い、
香子:秋の紅葉の協わぬ別れに、
香子:冬の水仙切り捨て落とす!
香子:99期生、花柳香子!
香子:ここが別れの一本道!
香子:いざ、花と散れ!
香子:うちは世界一の踊り手になる!
香子:それをあんたが一番近い場所で一緒に目指す!
香子:全部噓やった!
双葉:噓じゃねー!
香子:噓や!
香子:うちが進むその隣に、あんたがずっといてくれるはずやった!
双葉:噓じゃねーよ香子!
双葉:でも、お前と並んで、後ろから見つめてるだけじゃダメなんだよ!
双葉:自分の足で舞台に立たなくちゃいけないんだ!
双葉:行きたいんだ、もっと高い場所に!
双葉:立ちたいんだ、てっぺんの舞台に!
双葉:なりたいんだ、お前に相応しいあたしに!
双葉:変わらなくちゃいけないんだよ!
双葉:あたしのためにも、お前のためにも……な!
香子:うっと。
香子:はぁ……うっとうしい。
双葉:え?
香子:なんやその「お前のため」か。
香子:うっと。
香子:新国立、なんで一人で決めた?
双葉:……。
香子:な。
双葉:……。
香子:おい?
双葉:反対する……だろ……。
香子:はぁ……。
双葉:わかったんだ……全然足りてないって。
双葉:星見のがむしゃらさとか、
双葉:まひるの腹の据わり方とか、
双葉:天堂やクロの自信みたいなのが、
双葉:私には……。
双葉:へぇ!?
香子:「一番近くて、お前と一緒にキラめきが見たいんだ、香子!」
香子:大噓つき!
香子:理想論に一般論、正論ばっかの垂れ流し。
香子:星見? 天堂?
香子:どうでもええわ、他の女なんて。
香子:うっといねん、大人の理屈なんて。
香子:本音、晒せや。
香子:うっとうしなったんやろ?
双葉:……。
香子:表出ろや。
「『ワイルドスクリ――ンバロック』 ①」
「『怨みのレヴュー』」
「『わがままハイウェイ』」
香子:これにて縁切りよ!
双葉:……いやだ!
双葉:なんで、なんで、なんで、なんでわかってくれないんだよっ!!
双葉:毎日駄菓子買って、寝かしつけて、
双葉:送り迎えしてやったじゃん!!
双葉:ずるい!ずるい!ずるい!!
双葉:もう一緒にはいけない!
香子:双葉ーー!!
双葉:香子ーー!!
香子:うちら、ほんまにしょうもないわ……。
双葉:っ!
香子:縁切りと、ちゃいました?
双葉:ずるい……。
双葉:やっぱり香子ばっかりあたしを独り占めして……。
双葉:ずるい……。
双葉:今度はあたしがわがまま言う番……。
双葉:あたしが……。
香子:「あたしが待たせる番」
香子:わかってますんや、そんなこと。
双葉:バイク、頼むな。
香子:待たへんよ……こんなん置いていっても。
香子:ほんま、しょうもないで、うちらは。
双葉:ほんと、しょうもないな、あたしたち。
香子:ガキのわがままには勝てんわ。
ひかり:はぁ、はぁ、はぁ……。
ひかり:っ!
ひかり:ミスター・ホワイト?
ひかり:まひる?
まひる:ふふ~。
まひる:宣誓!
まひる:私は舞台に立つ喜びを歌い。
まひる:舞台に立つ覚悟を踊り。
まひる:強く愛しく美しく、
まひる:演じ続けることを誓います!
まひる:99期生、露崎まひる!
まひる:夢咲く舞台に、輝け、私!
まひる:やっと会えた、この舞台で。
ひかり:まひる、華恋はどこ?
まひる:やっと舞台に立てた、ひかりちゃんと。
ひかり:ねぇまひる、そんな場合じゃ……。
まひる:華恋ちゃん、華恋ちゃんって。
まひる:今この舞台にいるのはひかりちゃんだよ。
ひかり:え?
まひる:舞台はもう始まっているの。
まひる:四年に一度の大舞台。
まひる:金メダルを取れるのはどちらか一人だけ。
まひる:絶対、負けないからね!
「『ワイルドスクリ――ンバロック』 ②」
「『競演のレヴュー』」
「『MEDAL SUZDAL PANIC』」
ひかり:ちょっと待って、まひる!
まひる:この舞台では、誰より朗らかに!
まひる:そう、前を見つめて、誰より高く!
まひる:誰より強いキラめきを!
ひかり:まひる聞いて!
まひる:私たちはライバル!
まひる:技を、力を、
まひる:競い合い、互いを認め、高みを目指す!
まひる:それがライバル!
まひる:ライバル!
ひかり:まひる!
まひる:はっ!
ひかり:はぁ……。
まひる:どうして演技しないの?
まひる:舞台の上なのに。
まひる:舞台の上で、演技しないなら……!
ひかり:……!
まひる:何も言えないよね。
まひる:何されても!
まひる:大嫌いだったの。
まひる:神楽ひかり、あなたが……!
ひかり:あ……あっ……!
ひかり:はぁ、はぁ、はぁ……。
ひかり:はぁ……はぁ……。
まひる:途中で舞台を降りるんだぁ……?
ひかり:はっ!?
まひる:華恋ちゃんの舞台から降りたみたいに?
ひかり:はぁ……!
まひる:5歳の頃からの約束だったんでしょ?
まひる:運命の舞台に二人で立つんでしょ?
まひる:なのにどうして降りたの?
まひる:どうして逃げたの?
ひかり:はぁ、はぁ、はぁ……!
まひる:一緒にいたら、華恋が甘えちゃうから?
まひる:嘘つき。
ひかり:っ!
まひる:下手くそ!
まひる:もっとちゃんと演じてよ……。
まひる:もっと感情込めてよ……。
まひる:もっと本物の台詞を……。
まひる:もっとちゃんと演じてよ……!
まひる:もっと感情込めてよ……!
まひる:もっと本物の台詞を……!
まひる:もっと……もっと……もっと……見せてよ!
まひる:偽物じゃない、本物の神楽ひかりを!!
ひかり:私がロンドンに行ったのは、
ひかり:私が華恋のもとから去ったのは……。
まひる:……。
ひかり:はっ!
まひる:舞台で演じないあなたがどんな顔して華恋ちゃんに会うの……?
まひる:どんな台詞を言うの……?
まひる:逃げ出したあなたが……?
まひる:ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇっ!?
ひかり:!
ひかり:華恋……。
ひかり:あああああああああああっ!
ひかり:うっうっうう……。
ひかり:ごめんなさい、ごめんなさい……!
ひかり:華恋から逃げて、ごめんなさい……!
ひかり:怖かったの、だから逃げたの……。
ひかり:ごめんなさい……!
まひる:そう、怖かったんだ。
まひる:一緒だね、私と。
ひかり:え?
まひる:私も怖かったから、上手に演じられるかなって。
ひかり:演じてた……ずっと?
まひる:うん、ずっと。
ひかり:怖かったの? まひるも……。
まひる:今も、まだ怖いよ。
ひかり:まひるは、どうして舞台に立てたの……?
まひる:決めたから。
まひる:舞台で生きていくって。
まひる:それにね、演じたかったの。
まひる:ひかりちゃんと同じ舞台で。
ひかり:まひる……。
まひる:でも行かなきゃ。
まひる:華恋ちゃんとの舞台は、まだ終わってないでしょ?
まひる:華恋ちゃんに言えてない台詞、言ってあげて。
ひかり:はぁ……。
まひる:走れ! 神楽ひかり!
ひかり:うん!
ひかり:はぁ、はぁ、はぁ……。
まひる:ひかりちゃん!
まひる:一緒に舞台に立てて、嬉しかったよ!
ひかり:私も!
ひかり:まひる凄く怖かった!
ひかり:本物の舞台女優だった!
まひる:まだまだ、下手くそだけど。
まひる:歌も、演技も。
まひる:でも、キラめく舞台が大好きだから。
まひる:キラめく自分を目指してまっすぐ!
まひる:99期生、露崎まひる。
まひる:夢咲く舞台に、輝け、私。
ひかり:……。
純那:ケリをつけるって、何を? 誰と?
「大場映画株式会社」
純那:「今の私じゃ、」
純那:「経験も練習してきた時間も足りない」
純那:「舞台に立つための覚悟だって全然」
純那:「でも、今は、よ」
なな:今は今はと言い訳重ね、
なな:生き恥晒した醜い果実。
なな:星の遠きに望みを絶たれ、
なな:君、死にたもうことなかれ。
なな:99期生、大場なな。
なな:熟れて落ちゆく運命なら、
なな:今君に、美しい最期を。
「『ワイルドスクリ――ンバロック』 ③」
「『狩りのレヴュー』」
「『ペン:力:刀』」
純那:はぁっ、はぁつ、はぁつ……!
なな:逃げても無駄。
なな:もう君に、星を掴むことはできない。
純那:己の星は見えずとも、私は私の道を進むだけよ!
純那:私の邪魔をするのなら、あなたを捕らえるわ!
純那:この、『狩りのレヴュー』で!
なな:ガオ!
純那:「目的を見失わず努力を続ける限り、最後は必ず報われる」
純那:ゲーテ!
純那:「空を飛びたいなら、立って走る、踊ることを学ばなければならない」
純那:ニーチェ!
純那:言葉が、背中を押してくれる!
純那:「自分の道を進む者は、誰もが英雄である」
純那:ヘルマン・ヘッセ!
純那:言葉が、私の力だぁ!!
なな:……。
なな:響かない、感じない、届かない!
なな:そんな言葉じゃ、あの舞台には届かない。
純那:……!
なな:君は、美しかった。
なな:愚かで、熱く、美しかった。
なな:主役になれないとわかっていても、
なな:愚かしくがむしゃらに主役に手を伸ばす姿が、眩しかった。
なな:眩しかった……純那ちゃんが!
なな:君は、眩しかったよ、星見純那。
純那:眩しかった……。
純那:どうして、過去形なのよ……!
純那:ううっうう……!
なな:ああ、泣いちゃった。
純那:「人生とは……自分を見つけることではなく……自分を創ることだ……」
純那:「私は聡明である……自分が無知であることを知っているから……」
純那:「一番の誇りとは……失敗を経験しないことではなく……挫折の度に……」
純那:挫折の度に……!
純那:ダメっ!
なな:!
純那:他人の言葉じゃ、ダメっ!!
純那:人には運命の星あれど、
純那:届かぬ足りぬはもう飽きた。
純那:足掻いて、藻掻いて、主役を喰らう!
純那:99代生徒会長、星見純那!
純那:殺してみせろよ、大場なな!!!
純那:っ!
なな:私の刀、返してよ!
なな:無駄だって。
なな:届かない星の眩しさで、もう、何も見えないくせに!
純那:はっ!
なな:目の前すら見えなくなった君に、
なな:もう星を掴むことなんてできない。
純那:っ!
なな:もうやめてよ!
なな:もう幕を降ろして!
なな:立ち上がらないで!
なな:殺してみせるなんて大袈裟な台詞!
なな:叫んだって何も変わらない!
なな:私の純那ちゃんは!
なな:そんな役じゃない!
純那:っ!
なな:私の純那ちゃんじゃ……ない。
なな:お前は何者だ!
なな:お前は何者だ!
なな:星見純那!!
純那:あなたに与えられた役なんか、いらない!
純那:私の道は、私が切り開く!
純那:あなたが用意した舞台なんて、
純那:全部! 全部切り捨てるっ!
純那:目が眩んでるのはあなたの方よ!
なな:……!
純那:だって!
純那:この舞台の私は!
純那:今!
純那:この舞台の私が!
なな:っ!
純那:眩しい主役、星見純那だぁあああっ!!
純那:あれがきっと、次の舞台。
純那:遠くても諦めず、手を伸ばす。
純那:星見純那が主役の舞台。
なな:終わったのかもしれない、私の再演が、今。
なな:私も、私だけの次の舞台に。
純那:でもいつか、いつかまた新しい舞台で、一緒に。
なな:はぁ……!
なな:またね、星見純那。
純那:またね、大場なな。
なな:燃える宝石のようなキラめき、やっと届いた……。
なな:ありがとう、純那ちゃん。
なな:うっうっうう……。
なな:やっぱり、眩しい……!
純那:……泣いちゃった。
華恋:ただいまーー。
華恋の母:おかえり~。
華恋の母:お風呂空いてるよ。
華恋:お母さん、お腹すいたぁ~。
華恋の母:ふふ、はいはい、もうちょっと待ってて。
華恋:お父さんは?
華恋の母:今日も遅くなるんだって。
華恋の母:娘をスタァにするべくお父さんは頑張ってるの。
華恋:感謝感謝、感謝ですよーー。
華恋:あ。
華恋:「神楽ひかり」
華恋:見ない、聞かない、調べない。
華恋:調べない!
華恋:「神楽ひかり」
華恋:「王立演劇学院」
華恋:ザ・ロイヤル・アカデミー・オブ……。
華恋:王立演劇学院。
華恋:イギリス・ロンドンにある世界一入学が難しいとそれている演劇学校……。
華恋:本当に、本当に本当にひかりちゃんなんだね~!
華恋:スーパー久しぶり~! 何年ぶり~?
ひかり:12年ぶり。
「1年前」
まひる:でもすごいね~。
まひる:王立演劇学院って、世界で一番入学するのが難しいんでしょう?
華恋:え、そうなの?
まひる:え、知らないの? 有名だよ~。
華恋:(そう、王立演劇学院って、世界で一番入学するのが難しいんだよ)
華恋:(ごめんね、本当は知ってた)
華恋:(ひかりちゃんが王立演劇学院に合格したこと)
華恋:(ごめんね、勝手に調べちゃって)
華恋:(でも、自分ルールだから、ごめんじゃないのかもしれないけど)
華恋:(本当は怖かったの)
華恋:(約束覚えてるの、私だけなんじゃないかって)
華恋:(だから、約束覚えていてくれて、ありがとう)
華恋:私だけの舞台って……。
華恋:私にとって、舞台って、何?
クロ:はい、王手。
真矢:あ、私のひよこは……。
クロ:あんた、弱すぎじゃない?
真矢:ち、違います!
真矢:そちらのひよこが……可哀そうで……。
クロ:あんた、一回も勝ててないでしょ?
真矢:っ、次です!
クロ:まぁ、「弱い」なんて、私が言えた台詞じゃないわね。
クロ:舞台が私の生きる道、とっくに決めたことだと思ってたのに。
クロ:迎えてなかった、次の舞台に。
クロ:あんたとのレヴューに満足して、
クロ:朽ちて死んでゆくところだった。
クロ:だから、生まれ変わるわ。
クロ:あんたとケリをつけて、次の舞台に立つために。
真矢:ようこそ、舞台へ。
クロ:あんた、本当に弱いわね。
ひかり:華恋はどこ?
キリン:はぁ……彼女は役作りの最中です。
ひかり:何なのよ、『ワイルドスクリーンバロック』って。
キリン:あなたたちが演じる終わりの続き。
キリン:わがままで欲張りな観客が望む、新しい舞台。
キリン:そう、あなたたちのせいですよ。
ひかり:え?
キリン:普通の喜び、女の子の楽しみを捨て、演じ続ける運命。
キリン:あまりにも美しく、どうしようもなく惹きつけられてしまうキラめき。
キリン:――舞台少女。
キリン:ですが、どんなものにも燃料は必要。
キリン:私はあなたたちの糧、舞台に火を灯すための、燃料!
キリン:近づけば燃えてしまうほどの熱!
キリン:危険ですねぇ……舞台少女とは!
キリン:危険だからあなたたちは! 美しい……。
ひかり:っ!
キリン:私にも……与えられた役があったのですね……。
キリン:舞台に火を灯す……その役が……。
華恋:……!
キリン:わかります。
「Ⅰ 序章」
クロ:賭けをしようじゃないか、舞台人よ。
真矢:「舞台人」だと? 名も知らぬ悪魔よ。
クロ:劇作家にして哲学者、この世のすべての舞台に立ったと言われるあんたに、
クロ:俺様が見せてやろと思ってね。
クロ:誰も浴びたことのない、最高のキラめきってやつを!
真矢:その見返りは?
真矢:悪魔はいつも交換条件を持ち出す。
クロ:ふぅん。
クロ:そのキラめきに魅せられた時は、あんたの魂を頂く!
真矢:ふふ、面白い。
クロ:賭けは成立だ。
クロ:さあ、始めよーー!
「Ⅱ 黒の悲劇 或いは舞台人の無色なる願望」
クロ:その魂を寄越せーーっ!!
真矢:んふふ、ライバルか。
クロ:っ!
クロ:何が可笑しい!!
真矢:そなたは見事に演じてくれた。
真矢:私を追い立てる、ライバルの役を。
クロ:「役」だと?
クロ:俺は、あんたのライバルだぁ!!
真矢:人は言った、私を「サラブレッド」と、「天才」と。
真矢:されど、喝采の中に見えてきた。
真矢:演じるべきまことの役、究極の舞台人の姿が!
真矢:それがこの器。
真矢:あらゆる舞台、あらゆる主役を映し出す、神の器!
クロ:器?
クロ:それが、器だと?
真矢:そう。
真矢:感情とも本能とも無縁の、この空っぽの器こそ、私。
クロ:そんなものが、お前の魂だと!?
クロ:!
真矢:英雄には試練を、聖者には誘惑、
真矢:私には悪魔を。
クロ:……!
「Ⅲ 神真似を暴く 徒矢の如く」
真矢:映し出され!
真矢:神の器が、幾千、幾万の無限の私を映し出す!
クロ:……!
クロ:あんたが空っぽなら、俺が求めた魂はどこだ?
クロ:俺が賭けをした相手は誰だ!?
クロ:!
真矢:英雄には試練を、聖者には誘惑、
真矢:私には悪魔を。
真矢:ポジション・ゼロ。
真矢:This is……!
クロ:ふふふ、ははは、あははは、
クロ:あはははははは、あはははははは……!
真矢:確かに、星ははじいたはず!
クロ:星ならまた、ここにもあるわ。
真矢:捻じ曲げるのか! 舞台の理をっ!!
クロ:交わした契約を忘れたの?
クロ:このレヴューが終わるのは、誰も見たことのないキラめき。
クロ:それを見つけた時だけ。
真矢:何だと?
クロ:空っぽの神の器?
クロ:笑わせてくれるわ。
クロ:あんたは神の器でも、空っぽでもない。
クロ:怒りも誇りも妬みも憧れも、ぱんぱんに詰め込んだ、
クロ:欲深い人間よ!
真矢:……!
クロ:死んでも死んでも、私は蘇る!
クロ:天堂真矢!
クロ:ライバルであるあんたをねじ伏せるために!!
クロ:グエッ!!
真矢:っ!
クロ:月の輝き、星の愛など、
クロ:血肉の通わぬ哀れな幻。
クロ:爆ぜ散る激情満たして今、
クロ:あんたの心に叩きつける!
クロ:99期生、西條クロディーヌ!
クロ:今宵、キラめきでアンタを!
クロ:はぁーー!
真矢:やめろーー!!
真矢:何ということを……。
真矢:私をねじ伏せるなどと……?
真矢:図に乗るな……西條クロディーヌ……!
「『ワイルドスクリ――ンバロック』 ④」
「『魂のレヴュー』」
「『美しき人 或いは其れは』」
真矢:輝くチャンスは不平等、
真矢:千切って喰らえ共演者。
真矢:愛も自由も敗者の戯言、
真矢:天上天下、唯我独煌!
真矢:99期生、天堂真矢!
真矢:奈落で見上げろ、私がスタァだ!
「Ⅳ 私たちは ともに、」
真矢クロ:はぁーーー!!!
クロ:やっといつものあんたになったわね!
真矢:なんと醜い、感情にまみれたこんな姿!
クロ:もっと見せろ天堂真矢!
クロ:観客は、それが見たいのよ!
クロ:あんた、今までで一番可愛いわ!
真矢:私は、いつだって可愛いっ!!
真矢:あなたでなければ、暴かれることはなかった!
クロ:私だけが、あんたを剝き出しにする!
真矢:私の全てを曝け出せる! 舞台では!
クロ:曝け出せる相手がいる! 舞台には!
真矢:私たちは舞台を愛し!
クロ:舞台から離れられない!
真矢:哀れな道化!
クロ:違う! ライバル!
真矢:あなたがいれば、もっと高くっ!
クロ:あんたが私を、より美しくっ!
クロ:真矢!!
真矢:クロディーヌ!!
クロ:英雄には試練をっ!!
真矢:聖者には誘惑をっ!!
真矢クロ:私には!あなた(あんた)をっ!!
真矢:西條クロディーヌ……。
真矢:あなたは美しい……。
クロ:賭けは、私の勝ちよ。
真矢:では、続きは明日のこの舞台で。
クロ:は?
真矢:一回勝負と、誰が決めましたか?
真矢:勝負がつくまで、明日も、明後日も。
クロ:いいわ。
クロ:ライバルのレヴューは終わらない、永遠に。
真矢クロ:私たちは、燃えながら、ともに落ちていく炎。
華恋:はぁ、はぁ……。
ひかり:……。
華恋:やっと会えたね。
華恋:ありがとう、ひかりちゃん。
華恋:あの時、誘ってくれて。
華恋:あの時、教えてくれて。
華恋:劇団アネモネ。
華恋:ひかりちゃんを追いかけて、
華恋:あの劇団に入ったことが私の始まり。
華恋:ひかりちゃんがドンドンに行っちゃっても、
華恋:ずっと続けたし。
華恋:バレエも習い始めた。
華恋:モダンダンスやボイトレも始めて、
華恋:歌えて踊れるようになってきて、
華恋:どんどん舞台が楽しくなってきて、
華恋:頑張って挑んだおかげで、聖翔音楽学園にも入学できて、
華恋:みんなと、ひかりちゃんとまた会うことができた。
華恋:ひかりちゃんとの約束があったから、ここまで来れた。
華恋:ひかりちゃんとの約束があったから、ここに立てた。
華恋:やっぱり私にとって、舞台はひかりちゃん。
ひかり:それはあなたの思い出?
ひかり:それとも、この舞台の台詞?
華恋:え?
華恋:!
華恋:見られてる、誰かに。
ひかり:観客が望んでいるの。
ひかり:私たちの舞台を。
華恋:客席って、こんなに近かった……?
ひかり:そうよ。
華恋:照明って、こんなに熱かった……?
ひかり:そうよ。
華恋:舞台って、こんなに怖いところだったの……?
ひかり:そうよ。
華恋:みんな、こんな怖い中にいたの……?
華恋:ひかりちゃんも?
ひかり:そうよ。
華恋:なのに私は、見えてなかったんだ……ひかりちゃんしか。
華恋:どうしよう……何もないや……。
華恋:『スタァライト』を演じ切ったら……。
華恋:どうしよう、ひかりちゃん?
ひかり:私は演じ続ける。
華恋:『スタァライト』を演じ切ったら……!
ひかり:そして、次の舞台へ。
華恋:何もない、私は……!
ひかり:っ!
ひかり:華恋?
ひかり:死んでる……。
ひかり:死んでる……!?
ひかり:嘘、演技でしょ?
ひかり:なんで、ねぇ!
ひかり:いやだ! いやだ!
ひかり:ごめん! 謝るから!
ひかり:死なないでっ! 華恋っ!
「かれんちゃんへ」
ひかり:うっううう……!
ひかり:何が「私にとって舞台はひかりちゃん」よっ!
ひかり:バッ華恋っ!!
ひかり:あの日見た、スタァのキラめき。
ひかり:きれいで目が離せなくて。
ひかり:届きそうになくて怖かった。
ひかり:だから、諦めようって。
ひかり:届かないなら、目指すことも……。
ひかり:なのに……。
華恋:「行こう、あの舞台へ」
華恋:「輝くスタァに、二人で!」
ひかり:あなたが、生き返らせたのよ……。
ひかり:神楽ひかりを、舞台少女に。
ひかり:華恋!
ひかり:怖かったんだ。
ひかり:ファンになってしまうのが。
ひかり:あなたに目を奪われた自分は、許せなかったから、
ひかり:逃げた。
ひかり:でも、また私からお手紙を送るね。
ひかり:この舞台を終わらせるために。
ひかり:舞台で待ってる!
「アタシ 再生産」
ひかり:華恋! 戻って来てっ!
ひかり:ここが舞台だ! 愛城華恋!!
「アタシ 再生産」
「レヴュースタァライト」
華恋:アタシ、再生産!
華恋:帰ってきたよ、列車に乗って!
ひかり:お帰り、華恋!
華恋:列車は必ず次の駅へ。
ひかり:舞台少女は、
華恋:次の舞台へ!
華恋:星屑落ちて華は散っても、
華恋:キラめく舞台に生まれて変われ!
華恋:新たな私は、未知なる運命!
華恋:新たな私は、まだ見ぬ戯曲!
華恋:愛城華恋は、舞台に一人!
華恋:愛城華恋は、次の舞台へ!
「愛城華恋」
ひかり:私を照らせ、全てのライトよ!
ひかり:私に見惚れろ、全ての角度で!
ひかり:今の私が一番ワガママ!
ひかり:今の私が一番キレイ!
ひかり:舞台の上に、スタァは一人!
ひかり:神楽ひかり、私がスタァだ!
「神楽ひかり」
「最後のセリフ」
「『スーパー スタァ スペクタクル』」
華恋:ひかりちゃん、きれい。
華恋:ひかりちゃん、きれいなのに、怖い。
華恋:ひかりちゃんが怖いのに、
華恋:ひかりちゃんが羨ましくて、
華恋:ひかりちゃんが悔しくて、
華恋:ひかりちゃんから目が離せない。
華恋:わかったよ。
華恋:私、どうして舞台に立っているのか。
華恋:言わないと……最後のセリフを!
ひかり:貫いてみせなさいよ、あんたのキラめきで。
華恋:はぁあああああああっ!!
華恋:私も、ひかりに負けたくない!
「『ワイルドスクリ――ンバロック』 終幕」
ひかり:ポジション・ゼロ!
華恋:演じ切っちゃった、『レヴュースタァライト』を。
華恋:私今、世界で一番空っぽかも。
ひかり:じゃあ、探しに行きなさいよ!
ひかり:次の舞台、次の役を!
華恋:うん。
「ED」
「私たちはもう舞台の上」
「本日、今この時」
スタッフ:曲だしいける?
スタッフ:ダンス曲、歌唱曲、どっちもいけます。
スタッフ:20番から40番まで、前室に入ってもらって。
スタッフ:わかりました。
スタッフ:一次審査、二次審査、それぞれの欄に記入をお願いします。
スタッフ:それでは、1番の方から、お願いします。
華恋:はい!
華恋:1番、愛城華恋、みんなをスタァライトしちゃいます!