交响诗篇 超进化 2 Anemone 脚本笔记 ver3.0 限定公开
erolidaze
编辑于 2021年12月10日 20:20
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共6篇

交响诗篇 超进化 2 剧照

此篇文章为ver3.0版本,承接上一篇的ver2.5版本(cv14269603​)来继续展示交响诗篇 超进化 2 的脚本变迁过程。其实到了这一阶段,所有的脚本笔记斗鱼都与最终成品无异了,京田自己也说Anemone的脚本至此为止变迁结束,所以本篇脚本的汉化先暂时搁置,原文在最后附上。以下为京田知己在2012122日发表了此篇脚本笔记后,于推特上发出的相关信息:

推特截图

“在完成上一篇脚本笔记(指ver 2.5)后便决定去拜托Graphinica制作3DCG。在讨论建模的多边形数量时,啪地一下子灵光闪过,然后一口气把剧情给改了,将这一篇(ver3.0)写了出来。”

“虽然是在最后一刻才决定了让无数的格列弗破坏Eureka seveN的,但能做出在外部世界的机械动作场面过后,再加上角色动作场面作为高潮的二段构成真是太幸运了。”

“以这篇(ver 3.0)为基础,分镜作业就正式开始了。之所以能这样是因为让村木先生先开始了动作场面的分镜作业才做到的。分镜的作业顺序是先3DCG的部分,然后再到作画的部分。”

“作画部分的分镜是考虑到了设定制作的日程状况和内容后,才决定了以这样的顺序去做的。”

“顺便一提,这篇原稿的开头写着的【发动篇】,是为了迎合阅读这篇原稿的人的特别杀必死。”

“再顺便说一句,这份原稿被提交上去后被说了“不知道有什么有意思的”,“没办法用来对外展示”之类的。”

推特截图

“为即使在这样的评价下,也为了制作作品而奔跑于制作现场之间的制片人们表示感谢(以及支持了我们的工作人员们)”

“以上就是AnemonE的分镜阶段为止的变迁,感谢您的阅读。”

以上为推特内容。下面就是ver 3.0的日文原文,请有需要的进行阅读(但其实内容都在正片里了):

交響詩篇エウレカセブン ハイエヴォリューション (通称・アネモネセブン) ストーリーメモver3.0限定公開

 

交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション2 構成 文・京田知己 (03/28内容校正前加筆ver) 加筆部分は赤色 用語設定詳細未定 『接触篇』

Aパート> 1■まだ自分を風花と呼んでいた頃のアネモネが、富士基地の官舎の中を滑走路への出口に向かう秘密の方法を唱えながら涙目で走っている。滑走路の横のマンホールから出てくるアネモネ。その横を父親が搭乗したアシッドの輸送機C17が飛び立っていく。アネモネの父・ケンは2度と彼女の元には戻らなかった。

■タイトル

2■風花とケンの会話に被る形で幼いアネモネの成長が点描されていく。母親が亡くなっていること、父親に溺愛されてきたこと、幼い彼女の心の拠り所が『ガリバー』と言うキャラクターであったことが描写され、そして冒頭のシーンの直前に繋がっていく。 3■自ら志願し、出征することになったケンを見送りに行きたくないアネモネ。アネモネはケンが(縁戚の)遙に自分を預けて7歳の誕生日(そしてクリスマス)を一緒に祝ってくれない事に怒っていた。ケンはアネモネのスマホに新しいアプリをインストールしてやる。名前は「ドミニキッズ」。開発中のAIコンシェルジュ「ドミニク」の子供版である。ケンはアネモネに必ず帰ってきて一緒に誕生日(とクリスマス)を祝おうと約束し、秘密の魔法の言葉を教えるが、癇癪を起こしたアネモネに殴られる。 4■「もうお父さんなんて、帰って来なくたっていい!」 5■遙にこっぴどく怒られるアネモネだったが、やれやれ仕方無いと苦笑し「風花をお願いします」と遙に言い残して待っていた兵士と共に基地に向かっていくケン。扉が閉まっていくのを癇癪を起こしながら見ているアネモネ。閉じられていく扉の隙間から見えるケンの寂しげな表情が、彼女が見たケンの最後の姿だった。 6■アネモネはケンに置いていかれたと思った。自分が「帰って来なくたっていい!」と言ったから行ってしまったのだと。自分がそんなことを言わなければ、行かないでと言ったらケンは死ななかったのではないかと思うようになっていた。

7■7年後、成長したアネモネはケンが乗ったアシッドのC17に乗っていた。父の跡を継ぐようにアシッドに入隊したアネモネは、人類の敵「エウレカセブン」の中に侵入して内部から破壊する反攻作戦「アクペリエンス」の工作員として、隊長のミーシャに率いられた部隊と共に前線施設である東京湾アクアラインに存在する風の塔へと向かっていた。 8■生まれて初めて肉眼で見るエウレカセブンに驚愕するのもつかの間、エウレカセブンから出現したニルヴァーシュXと呼ばれる巨人によって国連軍が撃破されていくのを目撃するアネモネ。想定外の被害に作戦進行を逡巡する大人たちをよそに、ドミニキッズを立ち上げて作戦変更を提案するアネモネ。 9■「だってわたし言霊が使えるんです」と自信たっぷりに答えるアネモネに「新人類」と困惑するミーシャたち。もちろんこれは方便で、こう言うキャラを演じる事でアネモネは今まで生き抜いてきたに過ぎない。 10■ドミニキッズの提案した計画によって無事に風の塔へとたどり着くミーシャたち。過去に廃棄された施設を使って反攻作戦を行わなくてはならないほどの人類の危機を語りつつ、アネモネをダイブシステムに座らせる。 11■物理的な攻撃も接触も不可能な未知の存在であるエウレカセブンに唯一残された接触方法は「伝送」であった。人類はこの「伝送装置」を使って工作員をエウレカセブン内に侵入させ、中からそれを破壊すると言う手段をとるしかなかった。なんで物理的なもの(爆弾)とかを送り込まないの? と言う問いにエンジニアのソニアは答える「侵入できるのは人間の意識・魂だけなんです、中で活動するのは……そうですね、アバターと言うか、そこに存在するキャラクターに乗り移って活動するしかないんです」 12■起動するダイブシステム。初めての体験に緊張を隠せないアネモネの眼前に実際には存在しない「扉」が出現する。息を飲むアネモネ。その扉が子供の頃に住んでいた官舎のドアに似ていたのだ。しかしそれに反応する暇もなく、あっという間にアネモネの意識は扉の中に飛び込んでいく。 13■光のトンネルを抜け、気がつくとアネモネは黒いロボットに乗って空を飛んでいた。まるで磔にされているようなコクピットにパニックに陥りかけるアネモネだったが、そこにドミニクが出現する。 14■SDキャラのドミニクしか知らなかったアネモネはその青年然としたドミニクの姿に困惑を隠せないでいたが、突然迫ってきた謎の白い戦闘機との戦いに的確な指示を出してくれる事で信頼をしていくようになる。アネモネの攻撃が成功し戦闘機が爆炎に包まれたと思った瞬間、中から人型ロボットが出現し凄まじい攻撃を仕掛けてくる。ピンチに陥るアネモネ。 15■風の塔でモニタリングしているミーシャたちは騒然としていた。なぜなら本来いるはずのないA.I.コンシェルジュのドミニクがアネモネと共に行動していたからだ。ドミニクのエウレカセブンへのダイブは7年前の事故により禁止されていた。叱責するミーシャにエンジニアのバンクスが答える「物理的にありえません、そもそもアネモネのスマホに電源は入っていません」「ではあそこにいるのは誰?」驚愕するミーシャを他所に、ドミニクの機転によってピンチを脱するアネモネ。 16■今度はこちらから、と攻撃を加えようとするアネモネだったが、気がつくと時間が巻き戻っていて何事もなかったかのように再び謎の白い戦闘機が襲いかかってくる。困惑するアネモネに「夢だと思え」と答えるドミニク。「夢に出てくるものは何かを象徴していると言うだろう? だとしたら恐らく、今、倒すべき目標はあの白い奴だ。あの白い奴を倒すことが作戦の目標だ」 17■アネモネの動かすロボットが白いロボットを追い詰めていく。それに従って状況が脈絡もなく変化していき、敵が追い詰められていくのがわかり始める。そして最後の一撃と思った瞬間、世界がフリーズし光に飲まれていく。「勝ったようだ」と言うドミニクがアネモネに帰還を促す。脱出装置を作動させ現実世界に戻る光に包まれながらアネモネは、光に溶けていく白いロボットの中から青い髪の少女が泣き叫びながら飛び出ていくのを目撃する。アネモネはその「レントン! レントン!」と泣き叫ぶ声が最後まで耳から離れなかった。 18■作戦の(とりあえずの)成功を確信するミーシャたちは、エウレカセブンの一部が爆発的に崩壊し噴煙を巻き上げるのを確認する。呼応するかように戦闘中のニルヴァーシュXも光になって消えていく。 19■海ほたるで回収を待っている専用装甲車の側で防護服に身を包んだアネモネはエウレカセブンから立ち昇る噴煙を見上げながら、作戦の最後に見た青い髪の少女が泣き叫ぶ姿を思い出していた。ドミニキッズを立ち上げ、助けてくれてありがとうと話すアネモネに「なんのことでしょう?」と答えるドミニク。「AIのクセにトボけるなんて、どこで覚えたのよ」とヤレヤレと呟くアネモネ。彼女はエウレカセブンの中のドミニクが自分のドミニクと同じものだと信じている。「お疲れのところ悪いけれど、聞きたいことが山のようにあるの」そう言いながらやって来る、同じく防護服を着たミーシャにアネモネは答える。「その前にひとついい? 当たったでしょ? わたしの言ったこと」

Bパート> 1■望外の戦果に沸くアシッド上層部と国連軍だったが、現場のミーシャたちは自分たちの今回の戦果について不安を抱いていた。特に本来出現してはいけないはずのドミニクがエウレカセブン内に出現していたことは極秘中の極秘とされた。「ドミニクが搭載されているアネモネのスーツに取り付けられるスマホを外して装置に乗せるべきでは?」と提案するミーシャに「スマホの専用アプリでアネモネのバイタルログを常に計測しているんだ、それを着けずに装置に乗せるたらどうなるか分からない、誰もやったことがない」と答えるバンクス。「全く、誰よ装置搭乗者のバイタルをアプリで管理させるようにしたのは」ため息をつくミーシャにバンクスが答える「イシイ・ケン、アネモネの父親だよ」 2■自室でドミニキッズを立ち上げているアネモネ。「ハロードミニク。ねぇ、レントンって何?」「レントンで検索すると幾つかの名前でヒットするんだけど、一番ヒットするのは1990年代に公開された映画の主人公の名前で、次にヒットするのは……」「いいわ、ドミニク」首を振るアネモネ「イシイ・ケンについて」「風花のお父さんについて画像を表示する? それとも検索する? それともメッセージを送信する?」「検索する」「ニュースで××万ヒット、そのうちの9割が◯◯事件を報道するもので、残りのイシイ・ケン本人のパーソナリティーに関するものは国連軍によってプロテクト……バイタルに微妙な変化が観測されたけど、何かあった?」ため息をつくアネモネ「……ねぇドミニク、お父さんもわたしと同じように、あの世界を見たのかな」「すみません、わたしにはわかりません」 3■結局、データからドミニクの件を保留のために削除して報告書を作成するミーシャは「存在していたものを消去する、事実を無かったものとして成立させる。編集って怖いわね」とひとりごち、急いで送信する。2回目の出撃命令が降ったのだ。

4■2回目の出撃。そしてまたも望外の戦果を上げるアネモネ。 5■戦果に沸く国連軍。これでアシッドの戦果がフロックでは無かったことが証明され、同時にその理由がアネモネという新規メンバーによるもの、という評価に落ち着いて行く。注目を浴び始めるアネモネ。

6■アシッド本部より急遽ベアが来日する。「やはり作戦の成功にイシイ一尉のお嬢さんが関係しているが気になった?」出迎えるミーシャが問うのに対してベアは答える。「報告書に、大事なこと記載していないでしょう、子熊ちゃん」 7■「ドミニクが生きていた、と言うのか」プロテクト解除された情報を見て眉間に皺を寄せるベアは言う「イシイ一尉と共に取り込まれ、消失してしまったとばかり……知っているのか? このドミニクが父親と共にエウレカセブンに侵入したA.I.エージェントだったことを」「知らないわ」首を振って答えるミーシャ「自分のドミニキッズが向こうの世界に行って出現したものだと思い込んでる……報告する? 上層部に」「上手く行っているチームは動かさない、それが鉄則だよ」ため息交じりに答えるベア「それより気になることがあるんだ。このレントンって何だ?」 8■注目されアイドルのような振る舞いを強制させられ始めるアネモネ。

9■3回目の出撃から帰還するアネモネ。今回も戦果をあげる。ちょっとドミニクが気になり始めているが、現実世界のドミニクの反応は薄い。そこに呼び出しがかかる。 10■ベアと対面するアネモネは、ベアから体験の正直な感想を求められる。自分には、あの世界が仮想現実とは思えないと答えるアネモネ。何故? と問うベアに「いつも戦いに出てくる少女がいる」と答えるアネモネ。「その青い髪の少女は消える瞬間にレントンと泣き叫ぶんだけど、その声を聞いているととてもこの世界が仮想のものとは思えないのよね」思わず息を飲むベア。

11■富士基地最深部にある幽閉施設にベアに連れてこられるアネモネ。そこにいたのは車椅子に縛り付けられた、下半身が宙空に溶けている謎の男だった。衝撃を受けるアネモネにベアは言う。「この男はデューイ・ノヴァク。エウレカセブンの付近で発見、回収された、我々に情報をもたらす謎の男」「情報をもたらす?」奇妙な声で喋り出すデューイ「磔にして拷問にかけて口を割らせているだけだろう」 12■「だから言ったろう、その化け物見たいな少女が、お前たちが言うエウレカセブンの本体、エウレカだ」デューイと呼ばれた男は言う。「しかし本当にレントンと言ったのか、その髪の青い少女が」「レントンとは何か?」と問うベアにデューイは言う「恐らくそれは私の師匠のご子息の名前だ……しかしそんなはずはない」訝しがるベアに追い打ちをかけるように言うデューイ。「わたしがいた世界で、レントンは既に死んでいる」 13■「遅れてきた7人目だな」アネモネを見てデューイは言う「スーパー6のお嬢さんたちに次ぐ、7人目の生贄と言うわけか」「生贄にはさせんよ」とベア「それが我々の指針、イシイ一尉の願いだ」?!となるアネモネ。

14■4回目以降の出撃とアシッドの歴史のカットバック。スーパー6と呼称される少女たちの出撃と消失の歴史、そしてそれを回避させるための方法としての人工知能の投入と、その指揮を執っていたイシイ一尉の部隊のエウレカセブン内での消失と風の塔を(一旦)破棄せねばならなかった事件の映像。 15■アシッドは一度は解体されかけた組織である、とベア。しかし追い込まれた人類はアシッドが遂行していた成功の可能性のあった作戦に縋るしかなくなっていたのだ。何回目かの出撃の際、アネモネは自分たちを護衛するために戦っている国連軍が、自分たちアシッドの作戦の「囮」でしかないことを自覚する。何のために、と愕然とするアネモネにミーシャが答える「未来のために、よ。未来に生きる子供達、これから生まれてくる子供たちのために」 16■広報の取材中に記者から父親のことを聞かれるアネモネ。「いまの活躍は、以前お父さまが作戦で失敗し、多大な犠牲を払わせたことに対する罪滅ぼしでもあるとお思いですか?」キレるアネモネ。

17■夢、もしくはケンとの記憶。官舎を抜け出しすすき野原に出て来るケンと幼いアネモネ(風花)。そこでアネモネはケンの気持ちの一端を知る。 18■「人を裁くな、そうすればあなた方も裁かれることはない。人を罪人と決めるな、そうすればあなた方も罪人と決められることはない。赦しなさい、そうすればあなた方も赦される。与えなさい、そうすれば、あなた方にも与えられる。押し入れ、揺すり入れ、あふれるほどに量りをよくして、懐にいれてもらえる。あなた方は自分の量る秤で量り返されるからである」 19■「私たちは、今、鏡に朧に映ったものを見ている。だがその時は、顔と顔とを合わせて見ることになる。私は、今は一部しか知らなくとも、その時には、はっきり知られているようにはっきり知る事となる。それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である」 20■アネモネはケンから秘密の約束の言葉を教えてもらう。

21■繰り返される出撃。戦果は上がるものの、それに比例する形でエウレカセブン内での体験は支離滅裂なものとなって行く。心的疲労が高まって行くアネモネ。その緊張の細い糸をつないでいるのは父親の行方の真相とエウレカセブン内におけるドミニクとのやり取りによる安らぎであった。 22■そんな中で戦意高揚に駆り出されるアネモネ。しかし世論は行き詰まり長引く戦争に荒廃していた。

23■「なぜ攻撃するのか」と言う市民団体「エウレカセブンは人類が攻撃するから反撃してきているにすぎないのではないか」「攻撃しようとしなかろうとエウレカセブンは未知のタイミングで突然巨大化し、そこに住む人々を、土地を破壊します」と国連軍広報部「そのような主権を侵害するものを我々は看過出来ません」「しかし攻撃が全く効果がないと言う話じゃありませんか」と政治家「無駄なことをやり続けて我々を疲弊させる……何かの陰謀が働いているんじゃありませんか?」「陰謀論に反論するほど我々は暇ではありません」とアシッド広報部「我々は1秒を惜しんでエウレカセブンの破壊に向けて行動しています。そのために可能性のあるもの全てを投入しています。何故か? それは我々が行っているのは現実に喪ってしまった人々、喪われてしまったものたちへの弔い合戦だからです」

24■イヤフォンを装着し閉じこもるアネモネがフラフラと基地を歩く。やがてたどり着いたのは地下の幽閉施設であった。 25■「スーパー6と貴様らが言う存在の魂は、向こうの世界を彷徨っている……そう感じる」と語るデューイは「お父さんは……イシイ一尉は?」と問うアネモネに「どこにもいない。過去にいたのかもしれないが……感じるものはない」 26■精神的に追い詰められ苛立つアネモネ。ドミニキッズを立ち上げて労いの言葉を求めるものの、通り一辺倒な言葉しか帰ってこず声を荒げる。「あんたは何のためにコンシェルジュアプリとして入っているのよ!」それに対して冷静にドミニキッズは答える「基本的にわたしはコンシェルジュ機能を媒介にして、子供の行動を把握、抑制し、それらをログを保護者の端末に転送し判断を仰ぐ目的で作られた見守りアプリで、親アプリとリンクさせて始めて本当の能力を発揮します」「…………アプリ?」「はい、アネモネのこのアプリは、お父様の端末に入っているドミニクから分岐したもので、現在お父様の端末とは信号の送受信が出来ないでいます」「そんな難しい話はいい!」とアネモネ。「エウレカセブンの中で戦ってる時みたいに、いつもみたいに私に優しくしてよ!」しばしの間があって答えるドミニキッズ「@@@@法第@@条で人工知能のエウレカセブンへの接触は禁じられており、また物理的に接触した記録もわたしには残されていません」息を飲むアネモネ。

27■9回目の出撃が始まる。かなり破壊が進んだエウレカセブンにダイブして行くアネモネ。いつもと雰囲気の違うアネモネに反応するドミニクであったが、凄まじい精神波攻撃の前に戦闘に集中せざるを得なくなる。 28■戦闘の最中、青い髪の少女が強大な力を発揮する瞬間に銀色の謎の物体を利用していることに気がつくドミニク。「まさかアレは、イシイ一尉が予想していたシルバーボックスではないのか? シルバーボックスだとしたら、あれを操っているあの人格は何だ?!」イシイと言う言葉にハッとするアネモネが言う「ねぇ、ドミニク、あんた誰なの?」 29■わたしはA.I.コンシェルジュだと答えるドミニクに対して不信感を爆発させるアネモネ。それがキッカケでピンチを招いてしまい、エウレカから凄まじい攻撃を喰らってしまう。撃破されそうになるアネモネをモニタリングしていたミーシャたちが強制脱出させようとするが、その際に開いてしまった次元トンネルを伝ってエウレカ(とシルバーボックス)が現実世界に出てきてしまいそうになる。それを察したドミニクは自らの体を障壁として次元トンネルを塞ぎつつ、自らのデータアーカイブを現実世界のアネモネの端末に送り込むことに成功する。(ここで2つのドミニクは融合し、ケンの想いとアネモネの想いの両方を1つの人格として保持することとなる。そして後にエウレカの暴走で現実世界に出現してしまったシルバーボックスと接触した際に特異点を突破し実体化する。) 30■その際の物理的接触で、アネモネの存在に気がつくエウレカ。「断線」によるホワイトルームへの帰還の際にアネモネは強い憎悪の視線を感じる。風の塔からの帰還時に見えたエウレカセブンは破壊が進み、遂には中心核が剥き出しになっていた。

Cパート> 1■ミーシャたちの情報を統合したアシッド本部は、こう結論づけた。曰くエウレカセブンは、なんらかの理由で失われてしまった宇宙規模の災害を引き起こしかねないエネルギーを再生させようとしており、失敗を繰り返してきている。その失敗の残滓が関東平野に広がったミルフィーユ状の巨体であり、実際に生きて存在しているのは剥き出しになった中心核だけである。つまりこの最後に残った中心核を叩けば作戦は終わると。 2■しかしアネモネには、それが信じられない。エウレカセブンの中には、本当にあのエウレカと呼ばれる存在がいて、そのエウレカはレントンと呼ばれる存在を作ろうとしているのではないか。 3■人間は体験を物語化させてしまうところがある、とミーシャたち。事象を理解するためにキャラクターやドラマに置き換えるのは、人間として仕方がないことなのだ。それが人間の限界でもある。と言うことをドミニクを例に上げて語る。 4■「高度に進化してしまった存在の思考は、我々がアップグレードしない限り理解不能で会話は成立しない」と言うミーシャたちにアネモネは思う「彼らが私たちに合わせてダウングレードして会話をしてくれる可能性は本当にないのだろうか。大人が子供に諭すように……

5■最終作戦を発動するアシッド。最終目標はレントンと呼ばれる存在がエウレカと呼ばれる存在との接触の回避、もしくはどちらかの破壊。気が進まないアネモネに「あれはプログラム、幻影にすぎないわ」と声をかけるミーシャたち。「今までが残滓だったとして」とアネモネ「その中心核にあるものが本物だとしたら、これまでとは何が違うの? あそこでは何が起こるの?」答えられない大人たち。

6■最終作戦開始。順調に進む。遂にエウレカセブンの中心核に侵入するアネモネ。そこはハイエヴォリューション1のラストに直結する場所であり時間であった。

7■エウレカとレントンが再会した瞬間、アネモネはジ・エンドでニルヴァーシュを襲撃する。レントンはエウレカを庇う形でジ・エンドによって殺されてしまう。それを目撃したエウレカは魔法の言葉「再生(?)」を発し世界を止める。その憎悪に満ちた言葉が光となってエウレカから放出されアネモネを呑み込んで行く。 8■中心核あたりで引き起こされる爆発。成功かとアシッドの面々が思ったのも束の間、再生し、中心核より急速に成長し始めるエウレカセブン。天空に伸びるその姿はベルフォレストの塔のようにも見え、そしてその頂にはタイガーリリーの頭を持つ人型をしている。まるで悲鳴を上げるかのようにエネルギーを放出するエウレカセブン。足元のスカブが溶け出し輝いて、液状化して地上を飲み込み始める。

9■レントンの再生を阻止されたエウレカは、アネモネの記憶から察知していたケンの死の間際を再生させアネモネに見せつける。白い世界で、逃げ惑う兵士たちの中にケンの姿がある。シルバーボックスに巻き込まれそうになっているケンの悲壮な姿のストップモーション。その光景に立ち尽くすしかないアネモネ。「あなたならわかるわよね、この苦しみ、悲しみが」エウレカは言う「もしこのまま私が再生させる世界を維持してくれたら、あなたの大切な人が死んだことが無かった世界にしてあげられる。この人はまだ、この瞬間、生きている。この人を生かし続けることが出来るのよ、あなたの決断1つで」 10■シルバーボックスの暴走に巻き込まれようとしているケンの苦悶に満ちた(ように一瞬見える)姿に言葉を失うアネモネ。「あなたは何もする必要はない」とエウレカ「あなたが何もしなければ、私はレントンを生き返らせられるし、あなたもこの人を生かしてあげられる。悪い話じゃないんじゃない?」 11■「苦しめばいい、私みたいに」断線し、現実世界に戻されていくアネモネを見送る、黒い血の涙を浮かべながら笑っているエウレカ。「私はレントンを生き返らせるためなら何だってやる、大事な人を取り戻すためなら、私は悪魔になってやるわ」しかしそのエウレカの体に異変が起こり始めている。「だからお願い……もう少しだけ時間を……私の魂が銀色の闇に押しつぶされてしまう前に……

<選択ポイント> 1・エウレカの言う通りにすればアネモネの父親は生き返るが、しかしそれによって人類は滅びてしまう。 2・エウレカの言う通りにすればアネモネの父親は生き返るが、しかしそれはエウレカ(の使っている力)が作り出した虚像である。 3・自身の大切な人を自身のせいで失ったと思い込んでいる点においてエウレカとアネモネは同じ境遇であり、その感情からくる行動を受け入れられるか否か。

12■破壊され破棄を決定される風の塔。ホワイトルームに残されたアネモネを救出しようとするミーシャたちであったがシルバーボックスによって(?)路を断たれてしまう。ミーシャの眼前で切り離されたホワイトルームが剥き出しになり宙空へと持ち上げられていく。放出されたエネルギーによって撃破される国連軍、そしてニルヴァーシュ。

13■宙空で剥き出しになったホワイトルームで小さくなっているアネモネ。選択の重みに耐えられず泣いている。思わずスマホに向けて問いかけるアネモネ。その最後にケンとの約束の言葉(?)を呟く。

14■出現するアクペリエンスの時に出てきた扉。呆然とするアネモネの眼前でドアが開き、中からドミニクが出てくる。ケンから(日付指定で? もしくはアネモネの言葉が解除キーとなって?)伝言を頼まれていたと言うドミニクが語り出す。

15■「この世で最後に見るものが風花の顔なのが、僕の望みだ」 どこかに連絡を取ろうとしたのかスマホを手にしているケン。その待受に映っているのは風花の画像。 「ママは許してくれるかな、ここまでしか約束を果たせなかったけど」 死の間際のケンの表情。涙を流しながら、しかし必死で画像の風花に笑顔を見せようとしている。 「風花、強く生きてくれ。茨の道かもしれないけれど、君の前には未来が広がっている……

16■フラッシュバックする映像。アネモネの攻撃から身を呈してエウレカを護るレントンの姿。

17■アクアラインに向かうC17の中から戦闘の煌めきをみるアネモネ。 「あの戦闘の光の煌めきの中で誰かが死んでいる。あの煌めきがある事で私はここに辿り着ける。あの煌めきの中で死んで行った人が私に未来を託してくれたから辿り着ける。……未来、お父さんが私を託してくれたもの、みんながみんなに託してくれたもの、私に託してくれたもの」 専用装甲車の中の光景。人々の意思を背負い、しかしどこか明るく強い意志を持って風の塔に向かっているアシッドのメンバーたち。 「お父さんが私に託してくれたもの」

18■「お願いドミニク、協力して」と話すアネモネ「私、やらなきゃいけないことがあるの」 19■「わかってる」ニヤリと笑うドミニクが叫ぶ。「おいで、ガリバー・ジ・エンド!」ドミニクが出てきた扉から無理やり出てくる巨大なロボ。アネモネの守り神「ガリバー」と「ジ・エンド」が融合したものだ。

20■ガリバーの出現に気がついたエウレカセブンが振り向きエネルギーを放出する。殺到するエネルギーによって爆発するホワイトルーム。その爆炎の中からギリギリで躱したガリバーが飛び出てきて飛行形態に変形し反撃する。エウレカセブンも反撃。放出されたエネルギーが龍のようになってガリバーに襲いかかる。エウレカセブンのオールレンジ攻撃に苦戦するガリバーだが、ドミニクの機転によってそれを突破。エウレカセブンの首根っこに噛み付くことに成功する。悲鳴を上げるエウレカセブン。 21■怒り狂ったエウレカセブンが自らの体を傷つけることを厭わずに、取り付いたガリバーに向けて攻撃を始める。体の下部から次第に傷つき破壊されていくガリバー。エウレカセブンの中に入るゲートを開いたドミニクは「君は行け、ここは僕とガリバーでなんとかする!」と言ってアネモネをエウレカセブンの中に送り込む。

Dパート> 1■気がつくとアネモネは7歳の頃の姿になって空を飛んでいた。眼下には慣れ親しんだ官舎が見える。ゆっくりと降下していくアネモネは公園の滑り台の上に着地する。その視線の先には一人寂しそうにブランコに座っているエウレカがいる。てっきり白い世界だと思っていたアネモネにエウレカが答える。この世界は自分の感情や記憶のニュアンスを伝えるためにアネモネの記憶を使って再現した世界であると。「私の見ているものはあなたが見ているものと違う、でもそこに含まれている記憶の印象は同じ物よ」

2■自分と共に来るか、と問うエウレカにアネモネは答える。「ここにいたら死んだお父さんも蘇る。ここにいたら悔しい思い出も悲しい思い出もみんな無かった事に出来る。だけどここには未来がない。お父さんが、お父さんたちが命に代えてまで守ろうとした未来が」

3■「私は悔しい思い出も悲しい思い出も抱えて生きる。嬉しいことや楽しいこと、自慢になる事だけで自分が出来ていない事を私は知っているから。そんな思いを全て抱えて未来を守るために死んでいった人たちの気持ちまで、私は無かった事になんか出来ない」そう言うアネモネに対してエウレカは言う。「だったら私を倒して。私を殺して。私を亡き者にしたらこの世界は終わり、あなたの世界は救われるわ」

4■抵抗されることを覚悟していたアネモネは、その言葉に拍子抜けする。と同時に彼女の中の深い絶望を理解し、そしてエウレカが真に望んでいることを知り、その身勝手さに腹を立て、こう応える。

5■「断る」とアネモネ。「は?」となるエウレカ。「あなたはね」強い眼差しでエウレカを見て言うアネモネ「私が絶対に死なせない」

6■「何度も言うわ、あんたの世界がどうなろうと歴史は変えられない、過去を無かったことになんて出来ない。私は一生あなたを許さない。でも、もしあなたが、あなたをそうさせた呪いに一生をかけて立ち向かうなら、私はあなたの側にいてあげる。側にいて、そして一緒に戦ってあげる、ずっと、一緒に。……だってあなたは同じから……きっと私と同じだから、私たちなら……出来る!」そんなアネモネの楽観主義的な言葉に唖然とするエウレカが言う。「どうして? なんでそう言い切れるの?!

7■「勘よ、私の勘は当たるの!」

8■この世界から出て行こうと提案するアネモネに「自分はここから出る術を知らない、何度チャレンジしても出来なかった」と答えるエウレカ。「大丈夫、あなたが私の記憶を使ってこの世界を作ったのなら出られるはずよ、だって私、ここから出る方法を知ってるもの」

9■刹那、官舎のドアというドアを突き破って無数のガリバーが出現して来る。次から次へと押し寄せるガリバーは、官舎や公園の遊具を食べ始めていく。ガリバーは夢を食べる獏だったのだ。唖然とするエウレカの手を取り、走り出すアネモネ。子供の頃に父から教えてもらった官舎からの脱出方法を唱えながら、押し寄せるガリバーの大群から逃げて行く。(途中で「空から飛んできたのに、なぜ飛んで逃げないのか」とエウレカに突っ込まれて飛ぶことにチャレンジしてみるも、全く高く飛ぶことは出来ず、結果として同じ道順をたどることになる。「こう言う時に夢って絶対に高く飛べないわよね」)最後のハシゴを登った2人はススキの原に出るマンホールを必死で開けようとする。迫るガリバーの大群を前に、2人は共に力を合わせてマンホールを開けることに成功する。

10■ビシッと首根っこに亀裂が入るエウレカセブン。何かを噛みちぎったガリバーが半壊した体をエウレカセブンから離すと同時にエウレカセブンが崩壊を始める。スカブの光が治り固まって行く。凄まじい質量のエウレカセブンの破片が地表に落下し爆風と衝撃波を引き起こして行く。白いガスが晴れて行き、青い空が顔を覗かせて行く。それらを見つめる人々の点描。専用装甲車で奇跡的に生き残ったミーシャたち、ニルヴァーシュの中から吐き出されたラブレスの美少女たち、光が消えたスカブの上で現実化し呆然としているチャールズ、レイ、タルホ、そしてホランドたち。富士基地の上でその光景を見つめるデューイ。その下半身は現実化している。視線の先、崩壊して行くエウレカセブンの中から巨大な卵が出現し、落下して行く。暗転。

11■まるで砂浜のようになっているエウレカセブンの死骸の上で目を覚ますエウレカ。その視線の先に握られた自らの手とアネモネ。「生きてる」と言うエウレカに「だから死なせないって言ったでしょ」と応えるアネモネ。 12■起き上がり魔法の言葉を唱えるエウレカ。しかし世界は巻き戻らない。その目から涙が溢れるが、しかしどこか晴々とした表情をしている。アネモネの名を呼ぶ声がして振り向くと、ドミニクが半壊したガリバーに寄り添っている。ガリバーを抱きしめるアネモネ。ガリバーの傷は塞がっている。 13■声がして見上げる一同。その視線の先に落下した巨大な卵があり、その割れた殻の隙間から何かがこちらを見ている。「ニルヴァーシュ?」警戒するアネモネたちをよそにエウレカが声をかける。それに呼応したかのように雄叫びを上げ、殻を突き破り立ち上がるニルヴァーシュ。その胸部に埋め込まれたコンパクドライブに浮かび上がる「EUREKA」の文字。「呼んでる? 誰が?」ニルヴァーシュの声に応えるエウレカが言う。「誰が私を呼んでるの?」天空を見上げるエウレカ。

14■某所。海の見える崖の突端でコンパクドライブに祈りを捧げていたレントン(50話仕様)が顔をあげ叫ぶ。「エウレカ、待っててね、必ず戻るから!」

■つづく!