专栏/日本小3课文:蚂蚁的行列【久我Masahi的日语课堂】#39

日本小3课文:蚂蚁的行列【久我Masahi的日语课堂】#39

2020年02月15日 06:36--浏览 · --点赞 · --评论
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蟻の行列(蚂蚁的行列)

作者:大滝 哲也 (おおたき てつや)

夏になると、庭や公園の隅などで、蟻の行列を見かけることがあります。その行列は、蟻の巣から、餌のある所まで、ずっと続いています。蟻は、ものがよく見えません。それなのに、なぜ、蟻の行列ができるのでしょうか。(夏天时,庭院和公园的角落等地方,能够看到蚂蚁的行列。其行列从蚁巢到食物所在之处一直相连着。蚂蚁看不大清东西,然而为什么蚂蚁能够做到排队呢?)

アメリカに、ウイルソンという学者がいます。この人は、次のような実験をして、蟻の様子を観察しました。(在美国,有一个名为威尔逊的学者,他做了一个如下的实验,观察蚂蚁的样子。)

初めに、蟻の巣から少し離れた所に、一撮みの砂糖をおきました。暫くすると一匹の蟻が、その砂糖を見つけました。これは、餌を探すために、外に出ていた働き蟻です。蟻は、やがて、巣に帰っていきました。すると、巣の中から、沢山の働き蟻が、次々と出てきました。そして、列を作って、砂糖の所まで行きました。不思議なことに、その行列は、初めの蟻が巣に帰る時に通った道筋から、外れていないのです。(首先,威尔逊在距离蚁巢不远的地方放了一小撮砂糖。过了片刻,一只蚂蚁发现了砂糖。这只蚂蚁是为了寻找食物而外出的工蚁。蚂蚁不久回到了蚁巢。然后,数量众多的工蚁从蚁巢中陆续出来。随后,蚂蚁排起了队,朝着砂糖的所在之处前进。不可思议的是,其队伍没有偏离最初的蚂蚁归巢时的路径。)

次に、この道筋に大きな石をおいて、蟻の行く手を遮ってみました。すると、蟻の行列は、石の所で乱れて、ちりぢりになってしまいました。ようやく、一匹の蟻が、石の向こうがわに道の続きを見つけました。そして、砂糖に向かって進んでいきました。そのうちに、他の蟻達も、一匹二匹と道を見つけて歩きだしました。また段々に、蟻の行列ができていきました。目的地に着くと、蟻は、砂糖の粒(つぶ)を持って、巣に帰っていきました。帰る時も、行列の道筋は変わりません。蟻の行列は、砂糖の塊がなくなるまで続きました。(接着,威尔逊在路线中放置了一大块石头,试着拦住了蚂蚁的去路。于是,蚂蚁的行列在石头处打乱,变得四散分离。终于,有一只蚂蚁发现了石头对面的路。于是,它朝着砂糖的地方前进。渐渐地,其它的蚂蚁们也接二连三地发现了道路,走了起来。蚂蚁又渐渐地排起了队。到达目的地后,蚂蚁拿着砂糖粒归巢。归巢的时候,行列的路径也没有改变。蚂蚁的行列持续到搬完砂糖块儿。)

これらの観察から、ウイルソンは、働き蟻が、地面に何か道標になるものをつけておいたのではないか、と考えました。(根据以上种种观察,威尔逊思考道工蚁是否在地面上留下了什么可以当成路标的东西。)

そこで、ウイルソンは、働き蟻の体の仕組みを、細かに研究してみました。すると、蟻は、お尻の所から、特別の液を出すことが分かりました。それは、匂いのある、蒸発し易い液です。(于是,威尔逊仔细地研究了工蚁的身体构造,由此得知,蚂蚁的尾部会分泌出特殊的液体。这是一种有气味且易蒸发的液体。)

この研究から、ウイルソンは、蟻の行列のできる訳を知ることができました。(根据研究,威尔逊知道了蚂蚁为什么能够排队的原因。)

働き蟻は、餌を見つけると、道標として、地面にこの液をつけながら帰るのです。他の働き蟻達は、その匂いを嗅いで、匂いに沿って歩いていきます。そして、その働き蟻達も、餌を持って帰る時に、同じように、液を地面につけながら歩くのです。そのため、餌が多いほど、匂いが強くなります。(工蚁发现食物后,一边在地面上留下这种液体当作路标,一边归巢。其它的工蚁循着这气味而行。然后,这些工蚁们在带着食物归巢的时候也同样,边走边在地面上留下液体。为此,食物越多,气味也就越强烈。)

このように、匂いを辿って、餌の所へ行ったり、巣に帰ったりするので、蟻の行列ができるというわけです。(像这样,蚂蚁追寻着气味,又是前往食物的所在之处,又是归巢,蚂蚁能够排队就是根据这气味。)

词汇

一撮み(ひとつまみ):一撮、一小撮

道筋(みちすじ):(通过的)路径、路线;(事物的)道理、条理

行く手(ゆくて):前方、前途

遮る(さえぎる):阻挡、遮断、打断、拦截;遮挡、遮掩、遮蔽

ちりぢり:四散、离散、分散

塊(かたまり):块,疙瘩;一群、一堆、一团;(比喻)极端……的人

辿る(たどる):走向;边走边找、摸索着走;探索、追寻;走难走的路

作业

1.读课文

2.自学以下两张图的音读、训读:

3.阅读三则成语:


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